[今夜の視点]金・銀=インフレ高止まりに対する懸念が残る

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、中国が緩和的な金融政策を
導入するとの見通しやドル安を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の
2660.63ドルから、買い戻されて堅調となった。午後に入ると、2672ドル台
まで上昇した。
 中国人民銀行の金購入再開や金融緩和見通しが支援要因である。ただトランプ次期米
政権の関税引き上げで中国経済の先行き懸念が残る。11日発表の米消費者物価指数
(CPI)でインフレ高止まりが示される可能性もあり、戻り場面で利食い売りが出る
と、上値を抑えられるとみられる。
<今夜の予定>
・独消費者物価指数 2024年11月確報(連邦統計庁)
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