プラチナ午前=プラチナが反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の下げ一服が下支えになった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが85〜60円安、プラチナミニが
79.0〜33.0円安、プラチナスポットが172円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが6640枚、プラチナミニが735枚、
プラチナスポットが889枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは予想以上の米PPIや金軟調が圧迫】
 プラチナは予想以上の米生産者物価指数(PPI)や金軟調が圧迫要因になった。
11月の米PPIは前年比3.0%上昇した。前月の2.6%から伸びが加速し、上昇
率は2023年2月以来最大となった。市場予想の2.6%も上回った。一方、中国共
産党と政府は、2025年の経済運営方針を決める中央経済工作会議で、景気底上げに
向けて財政出動を拡大するとともに、金融緩和を行う方針を決めた。
 プラチナ先限は夜間取引で4587円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=152円台後半の円安に振れた。日銀短観が予想通りとなっ
た。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の929.31ドルから、金堅調につれ
高となった。
 午前11時現在、プラチナは932.70ドル、パラジウムが968.09ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが945.90ドル、パラジウムが988.66
ドル。
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