ゴム市況=総じて反発、円安やテクニカル要因の改善などから

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                      TSR20
   2024/12     2025/05       2025/11       2025/01         2025/12
 375.5  - 0.2  372.9  + 3.5   374.0  + 2.0   313.0  + 5.0    31&.0  + 5.0
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    上海ゴム  5月限   18,480   -  10元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。薄商いのなか、午前中、小安くなる場面があったが、
正午前に1ドル=153円台後半の円安から買い優勢となる限月が目立った。期中5月
限は正午過ぎに1.5円高。午後は上海ゴムが小幅安で推移にも円安基調を継続や、テ
クニカル要因の改善や、期近1、3月限の大幅高に支援され、3円超の上げ幅を維持し
て引けた。
 TSR20は、出来ず。帳入値は5円高。
 大引けのRSS3号は、前営業日比0.2円安〜5.9円高。活発限月の5月限は同
3.5円高の372.9円、期先25年11月限は同2.0円高の374.0円、総出
来高は486枚。TSR20は全限が同5.0円高。

【11月の中国小売売上高の減速が弱材料】
 期中5月限は日中取引の前半に374.5円まで上昇した後、前半、マイナスサイド
に軟化したが、午前中にプラスサイドに浮上した。日足は陽線引けに転換。上昇する
21日移動平均線(366.5円)が支持線。
 14日間の相対力指数(RSI)は13日の50をわずかに超える水準から53台に
乗せ、強気感が拡大。
 ファンダメンタルズからは、11月の中国の小売売上高は前年比3.0%増にとどま
り、前月の4.8%増から減速したことが弱材料。今夜の欧米の商品市場でどう評価さ
れるかに注目。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は4月限のみ約定し、3.5セント高。TSR20
は買いが先行し、同0.2〜0.9セント高で推移している。

 上海ゴムは総じて小幅安。上海ゴムは、方向感を欠く展開となった。午後は売り優勢
となる限月が目立った。午後3時45分時点で期中5月限は10元安の1万8480元
で推移。

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