NY金・銀市況=続落、米FOMC後は一段安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2663.3     2667.6      2601.7      2653.3     -  8.7
          (25/ 4)  2684.4     2688.2      2623.8      2675.5     -  8.2
   銀     (25/ 3)  3098.5     3104.5      2985.5      3074.0     - 18.1
         (25/ 5)  3121.0     3129.5      3014.5      3100.4     - 17.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           147,573       148,808       466,571        (-  4,527)
  銀           47,139        41,487       146,938        (-    812)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,326.87 -1,123.03
     前日  153.51/53   1.0488/50   ・ナスダック         19,392.70 -  716.36
     本日  154.68/70   1.0364/66   ・10年米国債利回り      4.50 +    0.12
・NY原油  (25/ 1)   70.58 + 0.50  ・SPDR保有金残高    864.19      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続落。前日比は金が8.8〜6.0ドル安、中心限月の2月限
が8.7ドル安、銀が18.6〜15.2セント安、中心限月の3月限は18.1セン
ト安。
 金2月限は続落。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となったが、ドル安が一服す
ると、戻りを売られた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、米連邦
公開市場委員会(FOMC)前の手じまい売りが出て軟調となった。その後は、米FO
MCで利下げが決定されたが、インフレ見通しが上方修正されると、一段安となった。
 銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は続落。時間外取引では2657.3〜2667.6ドルのレ
ンジで推移、前日比1.9ドル安の2660.1ドルとなった。2月限は高寄りしたの
ち、ドル安を受けて堅調となったが、ドル安が一服すると、戻りを売られた。欧州時間
に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)前の手じまい売りが出て軟調とな
った。その後は、米FOMCで利下げが決定されたが、インフレ見通しが上方修正され
ると、一段安となり、2601.7ドルまで下落した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)利下げが決定さ
れた。ただ2025年のインフレ見通しは2.5%と9月時点の2.1%から上方修正
された。ドル高に振れ、金は一段安となった。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3080.0〜3104.5セントのレンジ
で推移し、前日比7.1セント安の3085.0セントとなった。3月限は高寄りした
のち、ドル安一服を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、金軟調につれ安となった。その後は、米連邦公開市場委員会(FOM
C)でインフレ見通しが上方修正されると、急落し、2985.5セントまで下落し
た。
 12月17日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比38万5812オンス増の
1925万9948オンス、銀は59万2215オンス増の3億1061万7576オ
ンス。

今日の材料
・11月の英消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.6%と10月の2.3
%から加速し、8カ月ぶり高水準だった。
・11月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)確報値は前年同月比2.2%上昇
し、速報値の2.3%から下方修正された。
・北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、ドイツのウィースバーデンの米
軍基地に新設されたウクライナ支援調整組織「ウクライナ安全保障支援及び訓練組織
(NSATU)」の活動が始動したと発表した。
・20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は市中協議
文書で、ヘッジファンドや保険会社などノンバンク金融仲介(NBFI)を取り巻くリ
スクを減らすよう各国政府に提言した。
・11月の米住宅着工件数は前月比1.8%減の128万9000戸。市場予想は
134万3000戸だった。前年比は14.6%減だった。
・欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは、ECBの金融政策
運営について、米国の通商政策などを巡る不確実性が高い中、決定は「会合ごと」に行
っていく必要があるとの考えを示した。
・第3四半期の米経常収支の赤字額は前期比359億ドル(13.1%)増の3109
億ドルと過去最高を記録した。輸入の急増と第一次所得の減少が背景。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き下げることを決め
た。
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