−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 2 2,645.1 +37.0 シカゴ大豆 2025/ 1 974.50 +11.50 NY銀 2025/ 3 2,995.8 +54.7 シカゴコーン 2025/ 3 446.25 +5.50 NYプラ 2025/ 1 936.4 +12.9 NY原油 2025/ 2 69.46 +0.08 NYパラ 2025/ 3 919.20 +12.00 ドル・円 156.32 -1.05 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時155.90円台まで反落 NY外為市場でドル円は戻り売りが優勢となり、一時155.90円台まで下落し た。11月のPCEデフレータは総合、コア指数とも予想を下回った。FRBが主に参 照しているインフレ指標であり、為替市場はドル売りの反応を見せ、ドル円も下げ幅を 拡大した。ただ、1月のFRBの利下げ見送り観測を阻止するには不十分との見方もあ った。短期金融市場では90%程度の確率で据え置きを織り込んでいる。 ただ、FRBと日銀の姿勢の違いから、日米の金利差は拡大したままの状態も想定さ れ、円キャリー取引が再び活発化しそうな気配は否めない。年末までに160円を試し に行くか注目されるところではあるが、デリバティブ市場では20%程度の確率で見て おり、そこまでの強気な見方は少ないようだ。来週はクリスマス週であり、今週の行き 過ぎた動きのポジション調整が出た模様。 ◎NY貴金属=反発、弱気の米PCEデフレータ発表後のドル安から ニューヨーク金、銀は反発。 金2月限は反発。時間外取引では、アジア時間に小反発で推移。欧州時間に入り、ド ル高一服から上げ幅を拡大し、11ドル超の上昇で推移。日中取引では、11月の米P CEデフレータが事前予想より弱気の推移となり、ドル安となったことで、序盤から一 段高となった。米10年債の利回り低下が追い風となり、一時40ドルを超える上昇と なった。中盤にかけて上げ一巡となり、上げ幅を縮小したが、堅調に推移した。 銀3月限は時間外取引で続落となり、欧州時間で10セント超の下落。日中取引では ドル安、金の反発につれ高となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、反発し、欧州時間では一時10ドル超の上 昇となった。日中取引では、ドル安を背景に金、銀が堅調に推移したことに支援され、 ジリ高となった。ドル安、金・銀の反発に加え、米国株が大幅高となったことも支援材 料になったが、ドル建て現物相場の上値の重さから伸び悩んだ。欧州株の下落が足かせ となった。 パラジウム3月限は反発。時間外取引で小幅続落で推移。日中取引でドル安、他の貴 金属の反発に支援され、地合いを引き締め、2ケタ高となった。 ◎LME=揃って反発、弱気な米PCEと米株高を受け買い優勢に アルミ3カ月物は反発。2516ドルで小高く取引を開始。前日の下落の後にクリス マス休暇前の週末を控えていたことで玉整理からの買い戻しが見られた。しかし、次期 米大統領のトランプ氏による欧州連合(EU)への関税賦課懸念が強まって欧州株が軟 化したことが手がかりとなって一時2511.50ドルの安値を付けた。米国株と銅の 堅調な足取りが強気材料視されて2544.50ドルの高値まで浮上。転売が出たが、 堅調地合いを維持して終了。 銅3カ月物は反発。8885ドルで小高く取引を開始。クリスマス休暇を控えて玉整 理基調が強まるなか値位置を切り上げて8953.50ドルの高値まで浮上した。しか し、トランプ氏による欧州連合(EU)からの輸入関税引き上げ警告を受けて欧州株が 下落したことが弱材料視されて軟化。一時8880.50ドルの安値まで値を落とし た。その後、11月の米個人消費支出(PCE)の伸びが予想以下となったことを受け て米追加利下げペース鈍化に対する警戒感が和らぐなか、米国株が浮上したことに追 随。8900ドル台を回復し、50ドルを超える上げ幅を維持して引けを迎えた。 ◎NY原油=小反発、買い優勢も70ドルを回復できず上値重く推移 、ニューヨーク原油の2025年2月限は小反発。 時間外取引はアジア時間から売り優勢で推移。欧州時間に入ってからも軟調に推移し た。ニューヨーク時間の取引開始後も時間外取引の軟調地合いを引き継いだが、11月 の米PCEデフレータが事前予想より弱気の数字となり、ドル安となったことに続き、 米株式市場が大幅高で推移したことに支援され、中盤から持ち直し、小高くなった。し かし期近2月限が70ドル台を回復する反発力はなく、上値は重く、かろうじてプラス サイドを維持した。 ◎シカゴ大豆・コーン=続伸、共にアルゼンチン産地の乾燥が懸念される 大豆は揃って続伸。 一部産地で乾燥が警戒されるアルゼンチン産地では今後も少雨傾向が続くとの見方が 浮上し、生育懸念が高まったことで買い優勢となった。1月限は前日に続いて2ケタの 上げ幅を記録。970セント台半ばに達し、大きく値を落とした18日以前の水準まで 値を戻してきた。 コーンは総じて続伸。 米農務省(USDA)が大口成約を発表したことに加え、アルゼンチン産地の乾燥に 対する警戒感が強まったことで買い優勢となった。ニューヨーク金、原油が堅調となり 商品市場全体が強気な雰囲気となったことも後押し要因となるなか、3月限は今月18 日に記録した下げ幅を相殺する伸びを見せた。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。