前週は370円を挟んでやや上値の重になった。上海ゴム相場が短期材料出尽くし感 から調整売り優勢の展開になっている。景気対策期待の織り込みが一巡した後の、持ち 高調整が中心になっている。当面は景気対策の具体的な内容は明らかにされない見通し であり、短期筋の物色意欲が止まっている。産地天候が改善していることもネガティブ だが、一部では減産期も始まっており、供給サイドの動向はあまり材料視されていな い。為替が円安に振れたことで大きな値動きは回避されたが、ボックス気味ながらもや や上値は重かった。 今週は持ち高調整が中心の展開になろう。上海ゴム相場の上昇局面は一服したが、改 めて値を崩していく環境にはない。中国政府が2025年に景気対策を打ち出す方向性 に変化はみられず、中国経済リスクの本格的な織り込みは求められない。一方で景気対 策が具体化していくのは来年以降のテーマであり、年内は上海ゴムの急伸再開の必要性 は乏しい。ドル円相場のボラティリティも年末に向けて低下していく見通しであり、明 確なトレンドは打ち出しづらい。 予想レンジは355.00〜375.00円。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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