前週は米連邦公開市場委員会(FOMC)でマーケットの想定以上に利下げに慎重姿勢が 示されたことが材料視され、11月18日以来の安値を更新した。米金融当局者の見通 しでは、2025年の利下げ回数は2回とされている。9月時点の4回から大幅な修正 が行われたことが、米金利上昇・ドル高連動で金相場を下押しした。ただし、これによ って不確実性は後退しており、週末にかけては押し目買いで下げ幅を縮小する展開にな った。 今週は改めて値固めを打診する展開になろう。FOMCでは利下げに対する慎重姿勢 が再確認され、米金融政策要因で大きく買い進むことは難しい情勢になっている。一方 で、現状では利下げそのものが否定されている訳ではなく、金相場の値崩れが促される ような金融政策見通しにはない。安値での現物需要の強さ、中央銀行の金準備増強が続 く見通し、地政学リスクなどへのヘッジニーズが維持されることで、2600ドル水準 では下値が固まろう。下げ一服となれば修正高で2600ドル台後半が打診される可能 性が高まる。20日に金上場投資信託(ETF)にまとまった買いが入ったことも重視 したい。 予想レンジは2600〜2700ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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