金・銀市況=金が反落、午後は現物相場の再軟化で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,531    -99    13,598  -103  : 2,669.22   - 6.83
銀          151.0    0.0     155.9  -0.3  : 2,966.00   -60.00
プラチナ     4,772    -44     4,743   -47  :   959.11    -0.04
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   942.58    +4.79
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.60   -0.74  ユーロ・ドル相場   1.0248  -0.0035
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【市況】
 金が反落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後、ドル建て現
物相場が押し目を買われたことや円高一服から下値を切り上げ、先限は正午前に93円
安で推移。午後になり、現物相場の再軟化で下げ幅を拡大し、100円超の下落で推移
した。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は下落。
 前営業日比は、金標準、金ミニが115〜90円安、ゴールドスポットが119円安
銀が1.9〜0.9円安。
 推定出来高は、金が3万6258枚、金ミニが1万1055枚、ゴールドスポットが
4509枚、銀が0枚。
【金は米CPI発表前にPPIの反応見極め】
 金先限は押し目を形成。日中取引の寄り付き後に1万3565円の安値をつけた。午
前中に1万3641円まで下げ幅を縮小した。午後になり、1万3582円までジリ安
となる場面があった。
 テクニカルからは、10日まで上昇に対する初押し形成場面。長大陰線の日足となっ
たが、短期線の5日間移動平均線(1万3590円)水準で下げ渋った。

今夜は昨年12月の米生産者物価指数(PPI)の発表がある。15日に発表される
同月の米消費者物価指数(CPI)の方が市場に与える影響度が大きいが、市場の反応
を見極めたい。ドル建て現物相場が早期に短期戦の5日間移動平均線が通る2670ド
ル水準回復から一段高となるかに注目。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く堅調。海外市場では、週明けは米国債の利回り上
昇などを背景に利食い売りが出て上げ一服となった。アジア市場は、朝方の2665.
60ドルから、ドル安を受けて押し目を買われた。午前中、2670ドルを挟んでもみ
あった後、午後になり、2674ドル台に上昇。午後2時過ぎから2667ドル台に反
落したが買い支えられた。。
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