●短期見通し穀物、コーンは500セント意識=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、良好な輸出環境、アルゼンチンの乾燥傾向で下値は堅い。米農務省
(USDA)需給報告で在庫見通しが予想以上に大きく引き下げられたこともポジティ
ブ。従来想定よりも需給が引き締まる。チャート主導の買い圧力も強まりやすく、
500セントの節目まで上値抵抗は切り上がる。小麦に対する割高感が強いことには要
注意。急ピッチな上昇で農家売りが膨らんでいることもネガティブ。
 大豆は、アルゼンチンの天候リスク、USDAが米期末在庫見通しを引き下げたこと
を手掛かりに、買い圧力が強くなっている。約3ヵ月ぶりの高値を更新している。トウ
モロコシ相場との比較では需給タイト感が乏しいため値動きが鈍く、需給にも著しいタ
イト感までは認められないが、1000〜1050セント水準での攻防になろう。原油
高や良好な圧砕統計に対する反応も鈍く、ボックス相場内での上昇圧力に留まる見通
し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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