石油午前=中心限月がマイナス圏へ軟化、昨日からの円買いが継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場で中心限月はマイナス転換した。米原油在庫の減少や、米国のロシア
追加制裁を手がかりに海外原油が反発したことは国内市場を一時押し上げたが、昨日の
植田日銀総裁の発言を手がかりとした円買い・ドル売りが継続していることが重しとな
っている。円相場は1ドル=155円半ばまで円高・ドル安推移。時間外取引でニュー
ヨーク原油はしっかり。
 日中取引開始後、原油の2025年6月限はマイナス転換。7万3530円まで押し
戻された。
 午前10時56分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
90円安〜440円高。
 午前10時56分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が527枚。
【米石油需要は底堅く推移】
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品需要の4週間移動平均は日
量2021万バレルと堅調。昨年末から引き続き節目の日量2000万バレルを上回っ
ている。ただ、ヒーティングオイルを含む留出油の需要は弱含んでいる。
【海外原油夜間取引=しっかり】
 ニューヨーク時間外取引で3月限は前日比0.24ドル高の78.95ドルで推移。
本日これまでのレンジは78.86〜79.21ドル。
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