金・銀市況=金が反落、午後は円の小反落で下値を切り上げ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,531    -55    13,599  - 46  : 2,693.38   +10.59
銀          150.0    0.0     156.0  +4.0  : 3,069.00   +74.00
プラチナ     4,697    -29     4,668   -28  :   943.08   + 6.10
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   950.42   + 8.53
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.18   -1.17  ユーロ・ドル相場   1.0285  -0.0011
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【市況】
 金が反落。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が押し目
を買われたが、1ドル=155円台半ばの円高を受けて軟調に推移し、先限は正午前に
66円安で推移。午後に入り、現物相場は修正安ながら円が156円台前半に反落から
下値を切り上げた。
 銀はニューヨーク高を受けて先限が4円高。その他は出来ずで帳入値は変わらず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが55〜46円安、ゴールドスポットが45円安、銀
が変わらず〜4.0円高。
 推定出来高は、金が2万3266枚、金ミニが7823枚、ゴールドスポットが
2873枚、銀が1枚。
【金先限は1万3600円台では戻り売り圧力が強く5日移動平均線割れ】
 金先限は下落。夜間取引の中盤で今月8日以来の安値となる1万3537円まで下
落。夜間取引の終盤は下げ幅を縮小し、1万3645円で夜間取引を終えた。日中取引
は円高進行で軟調に推移も1万3544円で下げ渋った。午後になり、下値を切り上
げ、1万3600円台に戻した。ただ1万3600円台は戻り売り圧力が強く短期線の
5日移動平均線(1万3630円)を割り込んで引けた。

 12月の米消費者物価指数(CPI)は概ね、ほぼ事前予想通り。過度なインフレ不
安は後退したが、原油相場の高騰は警戒すべき要因。
 20日に第2次トランプ政権が発足するが、米トランプ政権への不安から金を安全資
産としてポートフォリオに組み込む動きはしばらく続くとみる。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反落。きのうの海外市場では、米国債の利回り低下を受け
て買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2696.07ドルから、ドル高となっ
たが、2693ドル台で押し目を買われた。その後、地合いを引き締め、午前10時半
頃に2700ドルを試すまで上昇。午後は2995ドルが支持線になり、下値堅く推
移したが、ドル安一服で一時2689ドル台まで軟化。その後、午後4時過ぎに、
2696ドル台に戻している。
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