−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 2 2,750.9 +33.1 シカゴ大豆 2025/ 3 1,019.00 -23.75 NY銀 2025/ 3 3,172.5 +19.4 シカゴコーン 2025/ 3 474.50 - 4.25 NYプラ 2025/ 4 948.4 + 2.9 NY原油 2025/ 3 77.85 - 0.86 NYパラ 2025/ 3 956.90 -15.20 ドル・円 155.18 - 1.33 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。原油は3月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155円近くまで下落 NY為替市場は序盤、ドルの買い戻しがあったが、買い戻し一巡後は売り優勢となっ た。ドル円は前日の急落の流れを引き続いて東京時間に一時155円台前半まで急速に 売られた。ニューヨーク市場で156.30円台まで買い戻された。しかし買い戻し一 巡後はドル売りとなり、155円近くまで下落した。 12月の米小売売上高は予想を下回り、前回から伸びは鈍化したが、前月比0.4% 上昇と個人消費の底堅さは示している。 短期金融市場ではFRBの7月利下げ期待が復活。前日の米消費者物価指数(CP I)が、インフレ再燃への警戒を強めていた市場に安心感を与えたようだ。ただ、力強 い雇用や底堅い個人消費から、インフレの先行きについては慎重な見方も根強い。「来 月の米CPIも落ち着いた内容となれば、追加利下げが再び選択肢として浮上する可能 性はあるが、あくまでそれを確認する必要がある」といった声も聞かれた。 ◎NY貴金属=総じて続伸、米国債の利回り低下で ニューヨーク金、銀は大幅続伸。 金2月限は大幅続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が 支援要因になったが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、押 し目を買われた。日中取引では、予想以下の米小売売上高などを受けて米国債の利回り が低下したことが支援要因になった。 銀3月限は米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは反落。中心限月の前日 比はプラチナ4月限が3.3ドル高、パラジウム3月限は14.60ドル安で推移。 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、ドル安一服に 上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米国債の利 回りが低下したが、株安を受けて上げ一服となった。 パラジウム3月限は株安などを受けて戻りを売られた。 ◎LME=全面高、供給不安や需要増観測などから買い優勢に アルミ3カ月物は続伸。2609ドルで小高く取引を開始した後は上値を抑制される 動きが続いたがアジアの時間帯後半はアジア株高や、欧州連合(EU)によるロシア産 アルミ輸入制限の可能性、世界最大のアルミ供給国である中国のアルミ生産見通し不透 明感が強気材料視されて買い優勢となった。銅の堅調も強気材料視されてアジア時間の 後半以降は2630ドルを下値支持線とする高もちあい後に昨年12月5日以来の高値 となる2647ドルの高値まで浮上し、高値圏を保ったまま取引を終える強気な足取り となった。 銅3カ月物は続伸。9202ドルで堅調で取引を開始した後に軟化し9171.50 ドルの安値を記録したがアジア株高を受けて浮上。昨年夏に30万トンを超えていた上 海銅在庫が1月10日時点では7万トン台まで減少していることを受けて中国の在庫確 保の動きが活発化するとの見方が強まったことも買い支援要因となり、9271ドルの 高値まで浮上。高値を離れた後は9220ドルが支持線として意識され底堅く推移。堅 調地合いを維持したまま引けを迎えた。 ◎NY原油=反落、紅海の航行正常化を期待 ニューヨーク原油の2025年3月限は反落。 イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意が成立したことを受けて、イエメン西部 を支配地域とするアンサール・アッラー(フーシ派)がイスラエルに対する作戦行動の 停止を発表しており、紅海を通過する船舶の航行が正常化すると期待されたことが重 し。イスラエルに虐殺されるパレスチナ人を支援するため、フーシ派はイスラエルに関 与する船舶や、イスラエルに兵器を供与する西側の船舶に対する攻撃を繰り返してきた が、これがなくなれば紅海を安全に通過することができるようになる見通し。ただ、停 戦合意後もイスラエル軍はパレスチナ自治区ガザを攻撃しており、停戦の行方は不透 明。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に下落、乾燥が懸念される南米産地の降雨予報で 大豆は期近から大幅続落。米農務省(USDA)が中国向けの大口成約を発表したも のの、これまで乾燥が懸念されているアルゼンチン、ブラジル産地南部での降雨予報が 弱材料視されて売り優勢で運ばれた。今月14日に昨年10月以来の水準まで急伸した 後の反動から下げ幅が大きくなった。 コーンは総じて反落。乾燥が警戒されているアルゼンチンの主要産地及びブラジル産 地南部での降雨見通しが弱材料視されて売り優勢で運ばれた。この日発表された米農務 省(USDA)週間純輸出報告が強気な内容だったうえ大口成約の発表もあったもの の、大豆の大幅安に加え小麦も軟調となったことも重石となったことが弱気ムードを強 めた。 MINKABU PRESS
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