プラチナ市況=プラチナが続落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,568    +37    13,641   +42  : 2,712.49   +19.11
銀          154.9   +4.9     156.0   0.0  : 3,065.00    -4.00
プラチナ     4,646    -51     4,622   -46  :   933.22    -9.86
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   940.82    -9.60
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.69   -0.49  ユーロ・ドル相場   1.0287  +0.0002
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。円高を受けて売り優勢で始まっ
たのち、ドル建て現物相場の戻りを売られたことや円高を受けて軟調となった。午後に
入ると、円高一服が下支えになったが、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて戻りを売
られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ安、プラチナミニが80〜46円安、プラチナスポットが
94円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7988枚、プラチナミニが824枚、プラチナスポット
が2353枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米大統領就任前の調整局面を継続】
 プラチナ先限は4615円まで下落した。ドル建て現物相場の軟調や円高が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=155円前後で円高が一服した。
 プラチナはトランプ米大統領の就任前の調整局面を継続した。関税引き上げで貿易摩
擦に対する懸念が強く、手じまい売りが出やすい。プラチナETF(上場投信)からも
投資資金が流出した。ただ次期米大統領の経済チームはインフレ回避のため、段階的な
関税引き上げを検討しているとも伝えられており、就任後の政策の行方が当面の焦点で
ある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の934.90ドルから、金軟調に
つれ安となったが、932ドル台で下げ一服となった。午後に入ると、938ドル台ま
で上昇したのち、上げ一服となった。
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