プラチナ市況=プラチナは上昇、円小幅安・金の上値追いで上げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,764   +146    13,828  +167  : 2,747.86   +23.36
銀          153.0    0.0     154.0   0.0  : 3,061.00   +20.00
プラチナ     4,728    +66     4,704   +71  :   946.57    +3.67
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   964.85   +28.15
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.87   +0.40  ユーロ・ドル相場   1.0403  +0.0032
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。ニューヨーク高を受け、夜間取引
から買い優勢。日中取引は、金の一段高を受け、先限から上げ幅を拡大した。ドル建て
現物相場が940ドル台前半から940ドル台後半に上伸となったことも買い方に追い
風となり、先限は正午前に58円高で推移。午後になると、円小幅安、金の上値追いか
ら上げ幅を拡大した。期先3本を含む4本が70円超の上昇で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが62〜81円高、プラチナスポットが77
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6681枚、プラチナミニが627枚、プラチナスポット
が2326枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは堅調も新規買いには慎重姿勢】
 プラチナ先限は金の上値追いにつれ高となり、午後の取引で4716円まで上昇し、
今月15日以来の高値をつけた。後半から終盤も堅調に推移。出来高はさほど多くな
く、昨日をわずかに上回った程度。新規買いには慎重姿勢が感じられた。
 トランプ米大統領が中国からの輸入品に10%の関税を課することを検討しているこ
とが圧迫要因ながら、ドル建て現物相場がアジア時間に950ドルを試すまで上昇。金
の現物相場に対して割安感はある。週後半に950ドルから上放れるか、930〜
950ドルのレンジで往来相場にとどまり低迷相場かに注目。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の941.60ドルから、949ドル台
まで上昇したが、米大統領の関税強化方針が警戒されるなか、午後になり、950ドル
を試したが、950ドル水準で定着できず。
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