NY金・銀市況=金はドル高傾向の継続が警戒され反落、銀は小幅続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (25/02)  2671.1     2681.0      2650.6      2654.7     - 14.3
         (25/04)  2695.5     2705.3      2675.5      2679.5     - 14.0
   銀     (25/03)  2998.5     3038.0      2993.5      3006.5     + 16.5
         (25/05)  3027.5     3065.5      3022.0      3034.7     + 14.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,431       159,655      467,335        (+ 7,913)
  銀            44,389        46,659      150,988        (-   103)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           42,732.13 + 339.86
     前日  157.62/64   1.0261/63    ・ナスダック          19,621.68 + 340.89
     本日  157.35/37   1.0307/09    ・10年米国債利回り       4.60 + 0.03
・NY原油 (25/ 2)  73.96 + 0.83     ・SPDR保有金残高     872.52   0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反落、銀は小幅続伸。終値の前日比は金は19.2〜13.9ドル
安、中心限月の2月限が14.3ドル安、銀が13.4〜18.4セント高、中心限月
の3月限は16.5セント高。
 金2月限は反落。週末にかけてはドル高が一巡したものの、トランプ次期米大統領の
関税政策によって昨年からのドル高傾向が継続し、ドルの代替資産とされる金を圧迫す
るとみられている。米政権交代後の関税政策次第では米追加利下げが取りやめとなる可
能性も意識されている。
 昨年12月の米ISM製造業景気指数が49.3まで上昇し、回復傾向にあることは
重し。本指数は景気判断の分岐点である50を下回って推移しているが、米政権交代を
控えて製造業の企業マインドに改善の兆候がある。
 トランプ次期米大統領とイランの対立リスクは安全資産である金の買い手がかり。イ
スラエルの敵国であるイランは核兵器の獲得に向けて核開発を続けているため、イスラ
エルや米国によるイラン攻撃が警戒されている。米アクシオスの報道によると、バイデ
ン政権は、次期大統領の就任式までにイランが核兵器の保有に近づくなら、イランの核
開発施設を攻撃する計画について協議したもよう。
 銀3月限は続伸。3000セント割れで下げ渋っており、買い戻しが優勢だった。
今日の材料
・関税は我々の負債を返済し米国を再び豊かにする=トランプ次期米大統領
・経済見通しの基調はポジティブ=バーキン米リッチモンド連銀総裁
・労働市場は解雇よりも採用に向かう可能性が高い=同上
・抑制的な金利の長期化が望ましい=同上
・ジョンソン米下院議長が再任
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