LME市況=全面安、米新政権による関税政策不安を受け売り優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,613.83  -   14.35     2,634.00  -   12.00
    アルミ合金      2,171.00  -    1.00     2,050.00       0.00
     銅         9,105.45  -   63.43     9,223.50  -   61.00
    ニッケル      15,499.20  -  353.87    15,718.00  -  360.00
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 アルミ3カ月物は続落。2650.50ドルで反発して取引を開始。2653ドルで
頭打ちとなり、銅、ニッケルの下落につれ安となると、利食い売りを含めた手じまい売
り優勢もようとなり、2609ドルの安値まで軟化。前日の安値を下抜いた後、買い戻
す動きが見られたが、米国による中国からの輸入関税引き上げの可能性が浮上したこと
が重石となって戻りは限られマイナスサイドのまま取引を終えた。
 銅3カ月物は反落。9283.50ドルで小安く寄り付いた。寄り付き値がこの日の
高値となり、プラスサイドに浮上することなく軟化。アジア時間に9200ドルまで値
を落とした後に浮上したが、9260ドルが上値抵抗線となった。トランプ新政権によ
るメキシコ、カナダに加え、中国からの輸入関税引き上げへの言及があったことや、米
国の輸入関税が中国経済にもたらす影響が警戒され、終盤に再び値を落とし、戻りは鈍
く、60ドル超の下落で引けを迎え、前日までの上昇に対する修正安局面となった。
 ニッケル3カ月物は大幅続落。1万6080ドルで小反発で取引を開始したが、寄り
付き値がこの日の高値となり、下げに転じ終盤にかけて下値を探る足取りを展開。1万
5700ドル前後まで値を落としたところで下げ渋り終盤はもちあいに転じたが、この
中で1万5675ドルの安値を記録した後、幾分、下げ幅を縮小したが、終値としては
今月10日以来の安値で引けた。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小反落、1.76ポイント安の3242.62ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTは前日までの続伸を受けて利益確定売りが優勢。独DAXは
 企業の決算内容を好感した買いが広がり、相場を押し上げた。
・12月の米景気先行指数
 結果 -0.1% 予想 -0.1% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=156.70円台まで上昇。ユーロドルは昨年12月30日以
 来の高値となる1ユーロ=1.0457ドルまで上昇したが、下げに転じた。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは130.92ドル高。ナスダック指数は252.56ポイント
 高。
・ニューヨーク貴金属は、まちまちとなり、金が上昇。ニューヨーク原油は続落。
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