NYプラチナ市況=ドル安でプラチナは小反発、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)    967.5       984.7       966.3       972.1    +  1.7
         (25/ 7)    979.0       994.1       979.0       982.1    +  1.5
 パラジウム  (25/ 3)   1017.00     1034.00     1007.00     1009.70   -  9.00
         (25/ 6)   1027.50     1039.00     1017.00     1017.50   -  8.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        21,309        77,122        (+  1,177)
 パラジウム          3,710         5,048        17,254        (-    666)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           44,424.25 - 140.82
     前日  155.96/98   1.0417/19    ・ナスダック          19,954.30 -  99.38
     本日  155.93/95   1.0494/96    ・10年米国債利回り       4.62 -   0.02
・NY原油 (25/ 3)  74.66 + 0.04     ・SPDR保有金残高     864.19 -   5.17
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反発、パラジウムは反落。前日比は、
プラチナが0.3〜1.8ドル高、中心限月の4月限が1.7ドル高、パラジウムが
9.00〜8.20ドル安、中心限月の3月限は9.00ドル安。
 プラチナ4月限は小反発。対主要通貨でドル売りが強まったことが支援要因。トラン
プ米大統領が「どちらかと言えば中国に対し関税を使わずに済むのが望ましい」と述
べ、米物価上振れ懸念が後退した。1月の米購買担当者景気指数(PMI)・速報値で
非製造業が52.4まで低下したほか、1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報
値が71.1まで下方修正されたこともドル売りを後押しした。
 米中の関税戦争リスクが後退しているものの、米追加利下げ観測の高まりは限定的。
CMEのフェドウォッチによると、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ時期
は不透明。トランプ政権は始動したばかりであり、経済・物価見通しの不透明感は根強
い。
 英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、デンマーク首相と電話会談したトラ
ンプ米大統領は、グリーンランドを占領する決意は真剣であると主張した。覇権国であ
る米国が資源や安全保障のために他国の領土を一方的に占有しようとする態度は、中国
やロシアさえもとまどう世界秩序を揺るがす要因。トランプ政権が危険であるとみなさ
れる可能性が高まっている。
 パラジウム3月限は反落。今週の上振れの反動が現れた。
今日の材料
・中国習近平国家主席と「良好で友好的」な会談を行った=トランプ米大統領
・中国は関税を望んでおらず、私はそれを使わずに済むようにしたい=同上
・ロシアは米国との核軍縮協議の準備ができている=タス通信
・経済・物価見通しが実現していく確度が高まっている=日銀
・インフレの低下が続くことを強く確信している=ラガルドECB総裁
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