●週間見通しゴム、中国が春節で薄商いの小動き継続=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は380円水準で売買が交錯する展開になった。中国政府の景気刺激策期待で底
固く推移していたが、上海ゴム主導の上昇が一服となっている。1月20日にトランプ
米政権が始動したが、関税政策の先行き不透明感もあり、積極的な売買が見送られた。
大きく値を崩していくような動きは見られなかったが、値動きの鈍さが目立った。産地
情勢もあまり材料視されておらず、週を通じてボックス傾向が強かった。
 今週も大きな値動きを想定しづらい。1月28日から中国では春節の連休が始まり、
上海ゴム主導の展開は一服する。引き続きトランプ米大統領の発言に注意が必要だが、
一気に通商リスクを高めていくような動きがみられないのであれば、このまま380円水
準での売買が続こう。1月31日に中国の1月財新製造業PMIが発表されること、円
相場の値動きなども不確実性をもたらすことに注意が必要。
 予想レンジは375〜390円。

(マーケットエッジ・小菅 努)


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