とうもろこし週間展望=期近5月限と7月限のサヤ幅縮小の可能性

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                   [2月3日からの1週間の展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)    1月27日〜1月31日
            始 値  高 値     安 値         終 値   前週末比
<東 京> 先限  42,510   42,510(27)   42,490 (30)   42,500    -10
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<シカゴ>30日終値 前週末比  |<週間統計データ>  (1月23日まで)
   25/3  490.25  +3.75      |週間輸出検証高:124万7,004トン
   25/5  501.50  +5.00       |週間輸出成約高:140万4,300トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 154.68円  前週末比 0.59円の円高
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 【前週のレビュー】とうもろこしは、投資環境強気のなか、期近は手じまい売買が進
む。シカゴコーンは強気相場だが、期近3月限が500セント超えとなる前にいったん
修正安場面かあるとした。
【とうもろこしは期近3月限が31日に3420円安の暴落】
 とうもろこしは27日に期中7月限が2500円安の3万8550円まで急落とな
り、4万円の大台割れとなった。2月14日に納会(最終取引)となる25年3月限は
27日に1880円高の4万2980円をつけた。その後、高止まりしていたが、31
日に3420円安の3万9560円まで暴落となる波乱の展開。
 最も取組高の多い期近5月限と7月限とのサヤは3450円。7月限はと5月限は、
7月限の買い戻し、5月限の手じまい売りで、サヤ幅は縮小の可能性ありとみる。
 30日現在で総取組高は148枚。期先の取組高がほとんど増えておらず、3月限が
納会となった後、総取組高は100枚前後まで減るとみられ、流動性は一段と低下し、
新規売買は見送られそうだ。2月も小口の玉整理の取引が続く展開か。
【シカゴコーンは上伸、2月中はアルゼンチンの天候が材料視されず】
 シカゴコーンは上伸となった。先月の月例需給報告で24/25年度の米国産コーン
の引き締まり観測が強気材料となり、上放れたことででヘッジファンドなどの大口投機
家はさらに買い増し姿勢をとっているもよう。27日以降の上伸場面はアルゼンチン産
地の乾燥が強気材料視された。アルゼンチン産コーンは2月までが生育期。3月に入る
と収穫が始まる。2月後半までアルゼンチン産地の天候は材料視されそうだ。
 指標限月の期近3月限に先駆けて2番限の期近5月限が500セント乗せを達成し
た。3月限は497.50セントで上値を抑えられたが、490セント台を維持してお
り、まだ上値余地有りとみる投資家が多いようだ。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
3日 ●中国(春節)
   ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年1月確報(Markit)
   ユーロ圏消費者物価指数 2025年1月速報(EUROSTAT)
   米製造業景況指数 2025年1月(ISM)
   米週間穀物輸出検証高(USDA)
4日 ●中国(春節)
   米耐久財受注 2024年12月確報値(商務省)
   米製造業新規受注 2024年12月(商務省)
5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2025年1月(財新)
   ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年1月確報(Markit)
   ユーロ圏生産者物価指数 2024年12月(EUROSTAT)
   全米雇用報告 2025年1月(ADP)
   米貿易収支 2024年12月(商務省)
   米非製造業景況指数 2025年1月(ISM)
6日 ●ニュージーランド(ワイタンギデー)
   独製造業受注 2024年12月(経済技術省)
   ユーロ圏小売売上高 2024年12月(EUROSTAT)
   英中銀政策金利公表
   米週間穀物輸出成約高(USDA)
   米新規失業保険申請件数(労働省)

7日 全世帯家計調査・消費支出 2024年12月(総務省)
   独鉱工業生産指数 2024年12月(経済技術省)
   米雇用統計 2025年1月(労働省)
   米消費者信頼感指数 2025年2月速報値(ミシガン大)
   建玉明細報告(CFTC)

    米週間穀物輸出成約高(USDA)

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    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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