●論点解説穀物、通商問題はコーン中心の売り圧力=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トランプ米大統領は、カナダ、メキシコ、中国に対して2月4日に関税を課す方針を
示した。あくまでも輸入に対する課税だが、各国が報復措置を講じるのは確実であり、
米国産穀物の輸出環境には大きなダメージが生じる可能性がある。需給の引き締まり、
アルゼンチンの天候リスクが下値を支えるが、この問題がどの程度の広がりを見せるの
か見極めが要求されている。なお、トウモロコシ相場は大きく下げているが、大豆はほ
ぼ横ばいに留まっている。カナダ産カノーラの値上がりが必至とあって、大豆油相場が
急伸していることが、大豆相場の値下がり圧力は限定されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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