[今夜の視点]海外原油=戻りは鈍い展開か、米中の関税戦争は勃発するのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比1.28ドル安の71.88ドルで推
移。本日これまでのレンジは71.79〜72.48ドル。
 今晩の海外原油は戻りは鈍い展開か。メキシコやカナダは米国の圧力に屈したもの
の、中国は米国と対峙する構えである。トランプ米政権による10%の対中関税が発行
したことを受けて、中国は米国産の液化天然ガスや石炭に15%の関税を課した。トラ
ンプ米大統領が敵視するBRICSの中心である中国と米国の対立は避けられないと思
われる。中国はドル建て取引を敬遠しているだけでなく、保有する米国債の処分を淡々
と続けて米国の利回りを押し上げている。
 ドル離れ、米国債離れの旗振り役であり、金準備の拡大に勤しむ中国にトランプ米大
統領はどれだけ威圧的になれるのだろうか。これまでのトランプ米大統領などの発言か
らすると中国は米国と敵対することを望んでいないが、少なくとも下手に出ることもな
さそうだ。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】2/5 00:00 耐久財受注 2024年12月確報値(商務省)
【経済】2/5 00:00 製造業新規受注 2024年12月(商務省)
【工業】2/5 06:30 週間石油統計(API)
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