プラチナ市況=プラチナはまちまち、期先2本は現物安で地合いを緩める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,987   +105    14,098  +113  : 2,812.22   +26.96
銀          154.0    0.0     155.0   0.0  : 3,145.00   +33.00
プラチナ     4,849    +29     4,737   -20  :   963.62   - 1.38
パラジウム   5,000   +100     5,000  +100  : 1,019.36   + 6.99
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.18   -0.22  ユーロ・ドル相場   1.0294  +0.0170
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。期近中高も期先2本が下落。
先限はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服を受け
てプラスサイドに転じたが、上げ一服となり、は正午に9円高で推移。午後になり、ド
ル建て現物相場の下落から地合いを緩めた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが20円安〜29円高、プラチナスポットが
28円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが7355枚、プラチナミニが999枚、プラチナスポット
が2061枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は午後になり4720円まで軟化】
 プラチナ先限は夜間取引の中盤に4701円まで下落した。夜間後半は戻りは鈍かっ
たが、日中取引では買いが先行し、午前中に4776円まで上昇。午前中、小高く推移
したが、午後になり、4720円まで軟化。金が3ケタ高で堅調に推移、期近高にもか
かわらず、終盤まで軟調に推移した。
 ドル建て現物相場がこれまで抵抗線であった950ドルを維持していることは強気要
因として評価できる。ただ米中間の関税問題が緊迫しており、自動車触媒向け需要に不
安があり、積極的に買い玉を積み上げにくい環境。金の動向に左右されやすいが、先限
は1月9日の高値4847円が抵抗線か。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、小じっかり。朝方の968.39ドルから、株高を
受けて買い優勢となった。しかし午後に入り、売りが優勢となり958ドル台まで下
落。
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