貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク高を受けて買い優勢とな ろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高も円高、ドル建て現物 相場の上値の重さから売り優勢で取引を開始か。銀は玉の出方次第ながら、出合いがあ った場合、夜間取引で期先2本が3〜3.7円高となったことを引き継ぎ、上昇か。パ ラジウムは出来ず。 午前8時1分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は29.42ドル高の 2841.64ドル、銀が65セント高の3210セント、プラチナが2.89ドル高 の966.51ドル、パラジウムは27.19ドル安の992.17ドル。 午前8時1分現在のドル・円相場は1ドル=154.43/44円で、前営業日の 大引け時点から0.74円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万4150円前後、銀は158.0円前後、プラチナ は4725円前後、パラジウムは4900円前後。 【金はトランプ政治への不安から押し目は買いが喚起か】 金はきのうの海外市場では、押し目を形成した後、ドル安から買い優勢となり、ニュ ーヨーク金は全限月が一代高値を更新。ニューヨーク金の引け後もドル建て現物相場は 2840ドル台で堅調に推移。 JPX金の夜間取引は先限が1万4202円の高値をつけ、先限としての上場来高値 をさらに更新。円高が上値圧迫要因ながら1万4155円で夜間取引を終えた。日中取 引は1万4100円を支持線に堅調に推移か。 内外市場と短期的な買い過剰感が台頭しつつあるが、「トランプ政治の不安」から金 をポートフォリオに組み込む動きは強く押し目は買いが喚起される展開を予想。 銀はきのうの海外市場では、金と同様に押し目を形成したが、ドル安から反発に転じ た。 【NYプラチナは金・銀の上伸につれ高、買い戻しが増加もよう】 プラチナはきのうの海外市場では、金、銀の上伸につれ高。買いい戻しがかなり増え たもよう。 今日から中国市場が春節の大型連休明けとなり、株式市場が再開となる。米中間で関 税の報復合戦の様相となるなか、反応に注目。プラチナはドル建て現物相場が960〜 970ドルのレンジをどちらかに抜けるかに注目。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【経済】06:45 雇用統計 2024年10-12月期(NZ統計局) ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:45 サービス業購買担当者景況指数 2025年1月(財新) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年1月確報(Markit) 【経済】18:00 購買担当者総合景況指数 2025年1月確報(Markit) 【経済】19:00 生産者物価指数 2024年12月(EUROSTAT) ◆ フランス ◆ 【経済】16:45 鉱工業生産指数 2024年12月(INSEE) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】22:15 雇用統計 2025年1月(ADP) 【経済】22:30 貿易収支 2024年12月(商務省) 【経済】2/6 00:00 非製造業景況指数 2025年1月(ISM) 【工業】2/6 00:30 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】22:30 貿易収支 2024年12月(カナダ統計局) MINKABU PRESS 森 成俊
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。