プラチナ午前=プラチナは総じて下落、153円台まで円高進行も下値堅い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて下落。ニューヨーク高もドル建て
現物相場の上値の重さと、1ドル=154円台前半の円高を背景に序盤から概ね売り優
勢で推移。一時。複数の限月が小高くなったが、全面高には至らず。その後、円高が
153円台前半まで進行しているが下値堅く推移。ドル建て現物相場の堅調な値動きが
支援材料。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時19分現在の前営業日比は、プラチナが16円安〜2円高、プラチナミニ
が23.0〜2.0円高、プラチナスポットが12円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時19分現在の出来高は、プラチナが4337枚、プラチナミニが470
枚、プラチナスポットが887枚、パラジウムが0枚。
【上海株の上昇は追い風】
 プラチナはニューヨーク高もJPXプラチナ高につながらず。円高進行が圧迫要因で
はあるが、アジア時間のプラチナのドル建て現物相場は970ドル台を回復が下支え。
取引を再開した中国株式市場で上海総合指数が買い優勢となり、堅調に推移しているこ
とはプラチナ需要にとって追い風。
 プラチナ先限は前日のレンジ内での高下。夜間取引で4749円で上値を抑えられ、
日中取引は4710円で安寄りした。4740円まで戻し小高くなったが、早々に小幅
安に軟化。円の一段高にも売りは膨らまず。ただ出来高は伸び悩んでおり、積極的に押
し目買いが仕掛けられている動きではない。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方、963ドル台で買い支えられた後、上
昇となり、970ドル台を回復。金の上伸に加え、株高を受けて買い優勢となった。
 午前11時20分現在、プラチナは972.11ドル、パラジウムが988.26ド
ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが963.62ドル、パラジウムが
1019.36ドル。
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