LME市況=アルミは米中貿易戦争懸念で反落、銅・ニッケルは堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,618.88  -   28.82     2,616.00  -   21.50
    アルミ合金      2,194.50  +   33.50     2,085.00  +   35.00
     銅         9,114.51  +   89.81     9,240.00  +   89.50
    ニッケル      15,311.46  +  263.05    15,535.00  +  265.00
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 アルミ3カ月物は反落。2630ドルで小安く取引を開始した後はじりじりと値位置
を切り下げる足取りを展開。米中貿易戦争の激化に対する警戒感からリスク回避の動き
や需要不安を受けて売り優勢となった。欧州の時間帯を終える頃に2592ドルの安値
を付けた後、米株や銅の堅調を受け浮上し、2620ドル台を回復した。軟調に終えな
がらも底堅さを窺わせる値動きとなった。アルミ合金は逆行高。
 銅3カ月物は大幅続伸。9178ドルで堅調に寄り付き、その後、上げ幅を拡大した
が、しばらく9200ドルを上値抵抗線とする高もちあいとなった。米国の時間帯を迎
えると米株高、ドル安が手掛かりとなって上値を探る足取りを展開。引け前に1月24
日以来の高水準となる9292ドルの高値を付けたあと、上げ幅を縮小したが、90ド
ル近い上げ幅を維持して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5350ドルで堅調で取引を開始。1万5240ドル
の安値まで値を落とす場面も見られたが、その後、銅や米株の堅調な足取りもあって大
きく値を伸ばし一時1月28日以来の高水準となる1万5610ドルまで浮上。高値を
離れながらも200ドルを大きく超える上げ幅を記録して終了。
今日の材料
・5日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は続落、21.11ポイント安の3229.49ポイント。
・欧州株式市場はまちまち。英・独株価指数が上昇。仏株価指数は小幅安。
 英FTは決算内容が好感されてヘルスケア株が大幅上昇し、相場全体を押し上げた。
 独DAXは不動産株やエネルギー株が好調。
・1月の米ADP雇用者数
 結果 18.3万人予想 15.3万人 前回 17.6万人(12.2万人から修正)(前月比)
・1月の米ISM非製造業景気指数 結果 52.8 予想 54.0 前回 54.1
・ドルは下落。ドル円は一時1ドル=152円に接近するまで下落。152.60円台でニュー
 ヨーク時間の取引を大方終了。ユーロドルは1月30日以来の高値となる1ユーロ=
 1.0442ドルまで上昇。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウが317.24ドル高、ナスダック指数は38.31
 ポイント高。
・ニューヨーク貴金属は総じて上昇。ニューヨーク原油は下落。
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