【市況】 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったものの、 米中貿易戦争の懸念から、地合いを緩める限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の 上海ゴムが堅調に推移したことから、買いが先行する場面となった。だが、ドル・円が 一時1ドル=151円台後半の円高に振れたことから、一部限月はマイナスサイドに振 れた。TSR20は、出来ず。 午前11時49分現在のRSS3号は前営業日比3.3円安〜1.7円高。活発限月 の7月限は同1.3円高の375.4円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は3 20枚(前日夜間取引含む)。 【円高に注意】 今日のJPXゴムRSS3号は、上海高と円高の強弱材料が交錯し、まちまちとなっ ている。活発限月の7月限は、小高く推移している。今日午前、日銀の田村審議官は講 演で「2025年度後半に少なくとも1%程度まで利上げが必要」と述べるなど、タカ 派的な言動が目立ち、ドル・円は一時151.81円前後まで下落した。 このところ米債や独債などの金利低下が目立つなか、日本の10年債は1.29%台 まで上昇するなど、金利上昇が突出している。一段の円高が進むようなら、JPXゴム RSS3号の下押し圧力が強まりそうだ。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、0.2セント高。TSR 20は、買いが先行し、2.2〜2.6セント高。 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日 比100元高の1万7195元で推移している。 MINKABU PRESS
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