ロンドン序盤はドル買いが優勢、米債利回りの上昇とともに=ロンドン為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ロンドン序盤はドル買いが優勢、米債利回りの上昇とともに=ロンドン為替

 ロンドン序盤は、ドル買いが優勢になっている。明日の米雇用統計を控えて、昨日までのドル安の動きに調整が入りやすいなか、米債利回りが上昇したことがドル買いを後押ししている。米10年債利回りは4.41%台から4.45%付近まで一時上昇。ユーロドルは東京朝方の1.0405近辺を高値に、ロンドン時間には1.0356近辺に安値を広げている。ポンドドルは1.2510近辺の高値から1.2418近辺まで下落と、ユーロドル以上に下げ幅が大きい。

 ポンド売りにはこの後の英金融政策発表を控えた思惑・調整もあるようだ。市場では25bp利下げを織り込み済みで、さらに足元の弱い経済状況からハト派色を強める可能性が指摘されている。

 ドル円は東京午前に152.70台から151.82近辺まで下落したが、その後は買戻しの流れとなっている。ロンドン序盤には152.89近辺まで高値を伸ばした。ユーロ円は158円台前半を中心にやや底堅さもみられる動き。一方、ポンド円は190円台割れから189.50付近へと一段安になっている。欧州株は総じて堅調に推移。米株先物・時間外取引もプラス圏で取引されている。トランプ関税をめぐるリスク動向は落ち着いている。

USD/JPY 152.58 EUR/USD 1.0364 GBP/USD 1.2426
EUR/JPY 158.12 GBP/JPY 189.59 EUR/GBP 0.8340

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