前週は過去最高値を更新する展開になった。引き続きトランプ米政権のリスクに対す る警戒感が強く、安全資産としての買い優勢の地合が維持された。一時は2900ドル 台を回復している。米国の対カナダとメキシコの関税発動は1ヵ月先送りされたが、中 国に対する関税は発動されている。中国政府の冷静な対応で極端なリスクオフ圧力が発 生している訳ではないが、先行き不透明感から安全資産が求められた。COMEX金認証在 庫の急増、リースレートの急伸など現物・先物市場の混乱も、引き続きポジティブと評 価されている。 今週も底固い展開が続きやすい。トランプ大統領の動きが読めず、何か緊張感を高め るような動きがみられると、さらに買い圧力が強まりやすい。通商政策を筆頭に、中東 政策、対ロシアや対イラン政策など、トランプ政権の動きに一喜一憂する展開が続く。 今週は、トランプ大統領が相互関税を多くの国に対して発表すると予告されている。特 にCOMEX金認証在庫の急増が続いている間は、安易に天井価格を設定できない。12日の1 月米消費者物価指数、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言などがイベ ントリスクになるが、米金融政策要因の積極的な売買は行われない見通し。 予想レンジは2860〜2950ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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