金・銀午前=金は反発、現物高や円高一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一
服も支援要因になった。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が51〜85円高、金ミニが39.5円
安〜79.0円高、ゴールドスポットが519円高、銀が出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、金が2万0637枚、金ミニが8932枚、ゴール
ドスポットが1709枚、銀が0枚。
【週明けの金は逃避買いが入る】
 金は予想以下の米雇用統計が支援要因になった。1月の米雇用統計によると、非農業
部門雇用者数は14万3000人増と前月の25万6000人増から伸びが鈍化し、市
場予想の17万人増も下回った。ただ失業率は4.0%と昨年5月以来の低水準にあ
る。一方、トランプ米大統領は日米首脳会談後の記者会見で、貿易相手国が米国製品に
課しているのと同率の関税を、相手国の製品に課す相互関税を導入する方針を示した。
貿易赤字を問題視している。米大統領は10日、すべての国の鉄鋼とアルミニウムに
25%の関税を課すと発表した。週後半には相互関税を発表するとしており、関税の行
方を引き続き確認したい。
 金先限は夜間取引で1万4149円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=151円台前半で円高が一服し、152円台前半の円安に振れ
た。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、予想以下の米雇用統計を受
けて史上最高値を更新したのち、米大統領の相互関税発言を受けて上げ一服となった。
アジア市場では、朝方の2867.82ドルから、米大統領がすべての国の鉄鋼とアル
ミニウムに25%の関税を課すと発表したことを受けて堅調となった。
 午前11時現在、金が2870.44ドル、銀は3185セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2861.53ドル、銀が3221セント。

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