●レビュー金、過去最高値更新が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 10日のニューヨーク金先物相場は、前日比46.80ドル高の2934.40ド
ル。トランプ米政権の通商政策に対する警戒感が強く、押し目買い優勢の地合が維持さ
れた。過去最高値更新が続いており、終値でも2900ドル台に乗せた。トランプ大統
領は鉄鋼とアルミに対する25%の関税計画を発表している。また、世界に対して相互
関税を発表することも予告されている。先行き不透明感から安全資産の買いが優勢だっ
た。
 11日のニューヨーク金先物相場は、前日比1.80ドル安の2932.60ドル。
急ピッチな値上がりで過熱感が強く、調整売りで上げ一服となった。引き続きトランプ
米政権の通商政策に対する警戒感は強く、安全資産としての買いで高値は
2968.50ドルに達した。しかし、その後は持ち高調整の売りが上値を抑え、高値
からは30ドル幅の値下がりになっている。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)
は政策調整に慎重姿勢を示すも、マーケットはほとんど反応していない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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