石油午前=大幅高、ガザ停戦合意の破綻リスクで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅高。パレスチナ自治区ガザの停戦合意の破綻や、米国によるガ
ザ占領が警戒されるなかで海外原油には買い戻しが続いた。イスラエルと停戦すること
で合意しているイスラム組織ハマスは、イスラエルの合意違反を理由に今週末土曜日の
人質解放を見送ると発表しており、緊迫感が強まっている。円相場が1ドル=153円
半ばまで円安・ドル高推移していることも支援要因。時間外取引でニューヨーク原油は
軟調。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が大幅に増加
した。
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は上げ幅を拡大。夜間取引の高値を上回
り、7万0250円まで上値を伸ばした。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
60〜2020円高。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が919枚。
【イラクの米軍は来年までに撤退を完了へ】
 イラク首相によると、米国を中心とした有志連合軍は来年までに撤退を完了すること
で合意した。昨年の段階で米軍の退去については大筋合意しており、撤退のタイムテー
ブルが固まったもよう。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で3月限は前日比0.25ドル安の73.07ドルで推移。
本日これまでのレンジは72.93〜73.22ドル。
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