[今夜の視点]シカゴコーン=3月限は480セントを維持できるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は強含み。3月限は485セント台中心に推移している。米
農務省(USDA)の月例需給報告を織り込んだことで、南米産地の天気や米国の通商
問題に焦点が戻りそうだ。2月恒例のUSDA農業展望会議は今年は27〜28日に開
催予定のため、まだ少し期間がある。
 チャート上はまた高値圏のもみ合いの範疇だが、このところ日替わりで陽線と陰線を
繰り返して方向感がなく、ひとまず3月限は480セントを維持できるか否かに注目し
たい。

 前日のシカゴは下落。注目のUSDAの月例需給報告では、下方修正されると予想さ
れていた米国産の期末在庫が据え置きとなり、ブラジル、アルゼンチンの生産高は予想
通り下方修正されたものの、とくにアルゼンチンは5000万トン割れが予想されてい
たため、強気のインパクトは軽減された。また中国の輸入が300万トンも下方修正さ
れたことも弱材料となった。全体的に旧穀限月の下げが大きく、新穀限月に対する上ザ
ヤを縮小する形となった。
  、
 3月限は高値も483.25セントまで下落して、引けも484.00セントとあま
り戻さなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 22:30 消費者物価指数 2025年1月(労働省)
【経済】 2/13 04:00 財政収支 2025年1月(財務省)
【工業】 2/13 00:30 週間石油統計(EIA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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