[今夜の視点]金・銀=米CPIを確認

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、手じまい売り一巡後は米国
の関税に対する懸念やドル安を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の
2899.74ドルから、ドル高を受けて軟調となり、2885ドル台まで下落した。
午後に入ると、ドル高一服が下支えになったが、戻りは売られ、2884ドル台まで下
落した。
 イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが15日正午までに人質を解放しなければ、
ガザ停戦は終了し、イスラエル軍はハマスが敗北するまで攻撃を再開すると述べた。地
政学的リスクは金の支援要因だが、前日にトランプ米大統領が同様の発言をしており、
織り込んでいる。今夜は1月の米消費者物価指数(CPI)の発表があるが、関税引き
上げでインフレが高止まりするとみられている。
<今夜の予定>
・米消費者物価指数 2025年1月(労働省)
・米財政収支 2025年1月(財務省)
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