プラチナ市況＝プラチナは総じて反発、先限は現物相場の再上昇でジリ高

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貴金属の相場表（帳入値と前営業日比）
　　　　　　   2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金　        14,213   +181    14,284  +144　　： 2,887.64   + 1.75
銀　         155.0   -1.0     156.5  +0.3　　： 3,184.00   -16.00
プラチナ     4,791   + 39     4,780   +62　　：   984.40    +4.79
パラジウム   4,800      0     4,800     0　　：   975.68    +6.55
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　15:45 現在　前営業日比　　　　　　　 15:45 現在　 前営業日比
ドル・円相場    153.65   +1.86　　ユーロ・ドル相場　　 1.0357  +0.0041
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【市況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが総じて反発。ニューヨーク高と円安を受
けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円安を受け、堅調
に推移し、先限は正午に５５円高で推移。午後の取引でいったん上げ幅を縮小したが現
物相場の再上昇でジリ高となり、６０円超の上昇幅を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
　前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが３７〜６２円高、プラチナスポットが６０
円高、パラジウムが変わらず。
　推定出来高は、プラチナが９１３２枚、プラチナミニが９２２枚、プラチナスポット
が１９１３枚、パラジウムが０枚。
【プラチナはトランプ大統領が自動車に課税検討で金に対し３分の１の価格】
　プラチナ先限は午前中に４７８０円まで上昇し、今月３日以来の高値をつけた。いっ
たん高値を離れたが、終盤に４７８０円をつけ、今日の高値引け。１０日の夜間取引、
１１日の祝日取引を含め、出来高は９１００枚台（標準のみ）にとどまり、金の大商い
の波及効果はさほど感じられず。
　プラチナ価格は安値圏から離れたが、ドル建て現物価格ベースで金に対し、約３分の
１の価格帯で低迷している。トランプ米大統領が自動車にも課税を検討していると伝え
られ、自動車用触媒向け需要に不安があり、１０００ドル回復の足かせとなっている。
【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の９８５．２３ドルから、９９１ド
ル台まで上昇したのち、上げ一服となった。午前１０時半頃に９７９ドル台で買い拾わ
れた後、９８５ドル台に再上昇。９８０ドル台半ば水準では買いは続かず、いったん
９８０ドル台前半でもみあいとなった。午後４時前から再上昇となり、９９１ドル台に
上伸。金につれ高もよう。
MINKABU PRESS

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