LME市況=銅はNY銅に対しての割安感から反発、アルミ・ニッケルは下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,629.78  -   17.88     2,621.00  -   23.00
    アルミ合金      2,160.00  -   28.75     2,085.00       0.00
     銅         9,344.29  +  105.13     9,454.50  +   96.50
    ニッケル      15,196.90  -  116.04    15,420.00  -  118.00
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 アルミ3カ月物は続落。2635.50ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯は
2630ドルを割り込んでも買い戻す動きが見られたが欧州の時間帯に大きく値を落と
して2620ドルを割り込んだ後は2626ドルを抵抗線とした安もちあいとなり、軟
調に引けを迎えた。トランプ米大統領による鉄鋼・アルミの輸入関税引き上げ、これを
受けた中国による対米報復関税による需要不安が引き続き重石となった。
 銅3カ月物は反発。トランプ政権による鉄鋼・アルミへの輸入関税引き上げを受けて
銅の輸入関税引き上げ見通しが強まるなか、ニューヨーク銅の上昇を受け、LME銅の
割安感から買い優勢となった。9351ドルで取引を開始した後は次第に値位置を切り
上げてプラスサイドに転じながらも9410ドルを上値抵抗線にしての高下が続いてい
たが、終盤に急速に値位置を切り上げ、引け間際に9490ドルの高値に到達。高値を
離れたものの、100ドル近い上げ幅を維持して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5490ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯に
1万5340ドルの安値まで値を落としたところで買い戻されたが、アルミの軟調な足
取りやドル高傾向が重石となって軟化。米国の時間帯は1万5400ドルが上値抵抗線
とする場面が多く見られ、終盤に買い戻されたものの3ケタの下げ幅を記録して終了。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、28.33ポイント高の3346.39ポイント。
・欧州株は
・1月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.5%
 予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
 結果 3.0%
 予想 2.9% 前回 2.9%(前年比)
 結果 0.4%
 予想 0.3% 前回 0.2%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 3.3%
 予想 3.1% 前回 3.2%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・ドルは対円では上昇。対ユーロでは下落。ドル円は1ドル=154.80円まで上昇。ユ
 ーロドルは1ユーロ=1.0429ドルまで上昇し、2月5日以来、高値をつけた。高値を
 離れたが、小高く引けた。
・米国株はニューヨークダウが反落となり、225.09ドル安。ナスダック指数はほぼ
 変わらず。
・ニューヨーク貴金属はまちまち。銀、プラチナが上昇。ニューヨーク原油は下落。
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