●論点解説穀物、小麦・コーン価格差の拡大=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場はアルゼンチンの乾燥懸念で14日に年初来高値を更新している
が、同時に小麦相場も底固く推移している。小麦は北米や黒海周辺の寒波が材料視され
ている。冬小麦の生産について生産量の下振れ、品質悪化のリスクが織り込まれてい
る。小麦相場は600セント台に乗せトウモロコシと小麦の価格スプレッドは100セ
ントを超えている。これは、小麦に対するトウモロコシ相場の割高感や過熱感の緩和が
進んでいることを意味する。小麦価格に対する割高感から、トウモロコシ相場の上値が
圧迫されるリスクが後退している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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