ゴム市況=総じて下落、日中取引で上海ゴムが軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                       TSR20
   2025/02      2025/07       2026/01        2025/03        2026/02
 370.0  - 7.5   369.3  - 4.8   379.0   0.0     306.0 - 3.0  307.0  - 3.0
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    上海ゴム  5月限   17,785  - 35元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて下落。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったことや、
ドル・円も夜間取引の取引終了時と大きなかい離がないことから、手掛り材料難とな
り、夜間取引と同値圏で推移した。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合い
を緩めたことを受けて、売りが先行した。終盤は上海ゴムは下げ渋ったが、安値圏での
もみ合いとなった。

 大引けのRSS3号は、前営業日比7.5円安〜変わらず。活発限月の7月限は同
4.8円安の369.3円、期先26年1月限は同変わらずの379.0円、総出来高
は687枚、TSR20は全限が同3.0円安。

【中国の不動産不況は続く】
 19日、中国国家統計局が発表した1月の新築住宅価格指数によると、主要70都市
のうち42都市が前月比でマイナスとなった。一方、上昇したのは24都市、4都市は
横ばいとなった。価格が下落した都市は、昨年12月からは1都市減少したものの、依
然として中国の不動産不況が続いている。
 中国では、地方政府が債務超過に陥っている大手ディベロッパーの経営権を取得し、
再建に乗り出すなどの動きが見られるが、その効果が出てくるのには時間が掛かりそう
だ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は序盤は売りが先行した
が、中盤以降はやや下げ渋りをみせており、1.7〜0.6セント安で推移している。
 上海ゴムは、総じて下落。中心限月の5月限は、夜間取引では小動きとなり、前営業
日比5元安の1万7815元で取引を終えた。日中取引に入ると、中盤までは売りが先
行し、1万7650元まで軟化した。ただ、終盤は地合いを引き締めている。

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