【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安と円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムの商いは成立し なかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが28〜6円安、プラチナミニが 47.5〜2.5円安、プラチナスポットが38円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3979枚、プラチナミニが470枚、 プラチナスポットが878枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安一服や金軟調が圧迫】 プラチナはドル安一服や金軟調が圧迫要因になった。トランプ米大統領による関税政 策やロシア・ウクライナ戦争終結に向けた交渉を巡り、市場の不安が高まった。また欧 州中央銀行(ECB)の利下げ休止が近づいているとの見方や米連邦公開市場委員会 (FOMC)の金利据え置き見通しも下げ要因になった。 トランプ米大統領は、米国に輸入される木材、自動車、半導体、医薬品などに対する 関税について「来月か、それより早く」発表すると述べた。また実業家イーロン・マス ク氏が率いる政府効率化省(DOGE)の取り組みで特定された節約資金の20%を国 民に還元することを検討していると述べた。 プラチナ先限は4656円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=150円台後半の円高に振れた。日銀のタカ派姿勢が背景にあ る。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の971.72ドルから、ユーロ高一服 を受けて戻りを売られた。 午前11時現在、プラチナは970.50ドル、パラジウムが970.13ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが976.50ドル、パラジウムが981.51 ドル。 MINKABU PRESS
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