●論点解説穀物、戻り高値更新によるネガティブ材料=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 19日のシカゴ穀物相場は利食い売りが優勢になった。18日にトウモロコシと小麦
がともに戻り高値を更新していたことで、持高調整の動きが活発化した。一応は、価格
上昇による農家売り強化の思惑が指摘されている。最近のボックス相場を上抜けして取
引レンジが切り上がったことで、農家の在庫売却意慾が強まるとみられている。また、
価格上昇を受けて2025年度の作付面積が増えるとの観測もネガティブ。特に大豆に
対してトウモロコシの値上がり傾向が強まる中、農家がトウモロコシの作付け意慾を強
めるとの観測もネガティブ。27〜28日のアウトルック・フォーラムでは最近のトウ
モロコシ相場高の影響は反映されない見通しだが、徐々に25年度作付け環境にも関心
が高まっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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