プラチナ市況=プラチナは続落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,109    -51    14,260   -38  : 2,929.83   -14.97
銀          157.0    0.0     159.2   0.0  : 3,285.00     0.00
プラチナ     4,600    -89     4,641   -27  :   971.82    -4.30
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   970.30    -6.46
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.46   +0.40  ユーロ・ドル相場   1.0491  +0.0062
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。まちまちで始まったのち、円高が
一服したが、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て
現物相場の軟調を受けて売り優勢となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが89〜13円安、プラチナスポットが44
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが3664枚、プラチナミニが528枚、プラチナスポット
が2067枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金軟調につれ安】
 プラチナ先限は4640円まで下落した。ドル建て現物相場の下落が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=149円台半ばで円高が一服し、150円台半ばまで円安に振れ
た。予想通りの消費者物価指数(CPI)に加え、植田日銀総は長期金利が急激に上昇
すれば機動的に国債買い入れを増額すると述べた。
 プラチナは金軟調につれ安となった。米大統領の関税政策に対する懸念はプラチナの
圧迫要因だが、期限まで交渉余地があり、市場では慎重に見極めたいとの見方からドル
安に振れたことで買い戻される場面も見られた。アジア市場では金に利食い売りが出た
ことがプラチナの下げ要因になった。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の980.11ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。午後に入ると、ドル安となったが、金の戻りを売られたことにつれ安
となり、969ドル台まで下落した。
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