[2月24日からの展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 2月17日〜2月21日 <国内> 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週比 25年07月限 376.6 379.9(18) 365.5(17) 372.1 - 4.5 RSS先限 379.0 379.0(17) 379.0(17) 379.0 0.0 TSR20 310.0 310.0(17) 307.0(19) 310.0 - 2.0 ======================================= 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.46円 前週末比 2.03 円高 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週までのレビュー】中国政府が景気減速の元凶とされる不動産不況の打破に本腰を 入れ始めたことから、目先、戻り場面になるとした。 【レンジ相場】 JPXゴムRSS3号は、方向性に欠ける相場となっている。活発限月の7月限は、 2月5日以降、360〜380円前後でのレンジ相場が続いている。目先、同レンジか らの放れが注目される。ただ、方向的には上放れする可能性がやや高いとみる。中国景 気の悪化の長期化やトランプ米大統領による関税賦課を相場にかなり織り込んでいると みる。ここからは、引き続き好調な米景気などポジションな材料に反応しやすくなると みる。 【中国の不動産不況脱却には時間が必要】 19日、中国国家統計局が発表した1月の新築住宅価格指数によると、主要70都市 のうち42都市が前月比でマイナスとなった。一方、上昇したのは24都市、4都市は 横ばいとなった。価格が下落した都市は、昨年12月からは1都市減少したものの、依 然として中国の不動産不況が続いている。 中国では、これまで大手デベロッパーがデフォルトに陥っても、中央・地方政府、と もに静観を続けてきた。だが、今月、中国大手デベロッパーの一つ万科を同社の本社の ある深セン市の当局が経営権を掌握し、資金繰りを支援することが決まるなど、自治体 が支援に動きだした。その効果が出るにはまだしばらく時間が掛かりそうだ。 【上海ゴムは1万8000元の攻防】 上海ゴムは、1万8000元の攻防になっている。中心限月の5月限は、17日に一 時1万8075元まで上昇し、昨年12月18日以来の高値を付けた。だが、終値ベー スで1万8000元台の維持に失敗すると、その後も1万8000元前後では売りを浴 びた。ただ、20日の夜間取引では、1万8230元まで上昇する場面もあった。ポイ ントは、終値ベースで1万8000元をしっかり上抜くことが出来るかだ。これに成功 すれば、節目の1万9000元や昨年12月6日の高値1万9180元を目指すことに なる。 【東京ゴム活発限月の7月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の7月限は、レンジ相場となっている。1月下旬からの値 動きをみると、上海市場が休場になった1月28日以降、薄商いの中、買いの仕掛けが 入り、2月3日には節目の394.9円まで上昇した。だが、節目の395円突破に失 敗すると、一転して売りが先行。4日に390円を割り込むと、5日は373.4円ま で急落した。そして、10日に節目の370円を下抜くと、12日には360.3円ま で水準を引き下げた。その後は360〜380円前後でのレンジ相場となっている。 買いが先行すれば、2月13日の高値381.5円が最初の関門。高値更新となれ ば、節目の390円や2月3日の高値394.9円を意識した展開になる。一方、下攻 めとなれば、節目の370円や2月19日の安値366.8円が意識される。これらを 下抜くと、2月12日の安値360.3円を試そう。360円も割り込むようなら、特 に目立った支持線が見当たらないことから、節目の350円を目指した下げになるとみ る。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。中心限月の5月限は、節目の1万8000元を上抜けてき た。同水準をしっかりと突破できれば、上値余地が拡大する。 【相場予想レンジ】 2月24〜28日のJPXゴムRSS3号7月限の中心レンジ予想は350〜390 円。テクニカルの支持線は360.3円(2月12日安値)、抵抗線は381.5円 (2月13日高値)。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 24日 ●国民の祝日 独景況感指数 2025年2月(ifo) ユーロ圏消費者物価指数 2025年1月確報(EUROSTAT) 25日 独国内総生産 2024年10-12月期確報(連邦統計庁) 米ケース・シラー住宅価格指数 2024年12月(S&P) 米消費者信頼感指数 2025年2月(カンファレンスボード) 26日 米新築住宅販売 2025年1月(商務省) 27日 米国内総生産 2024年10-12月期改定値(商務省) 米耐久財受注 2025年1月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米中古住宅販売仮契約指数 2025年1月(全米不動産協会) 28日 鉱工業生産指数 2025年1月速報(経済産業省) 小売業販売額 2025年1月速報(経済産業省) ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所) 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所) 独雇用統計 2025年2月(連邦雇用庁) 独消費者物価指数 2025年2月速報(連邦統計庁) 米個人所得・支出 2025年1月(商務省) シカゴ購買部協会景気指数 2025年2月(シカゴ購買部協会) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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