−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,963.2 +10.0 シカゴ大豆 2025/ 3 1,029.00 -10.50 NY銀 2025/ 3 3,260.3 -40.9 シカゴコーン 2025/ 3 482.50 -8.75 NYプラ 2025/ 4 970.6 -17.1 NY原油 2025/ 4 70.70 +0.30 NYパラ 2025/ 3 943.20 -47.70 ドル・円 149.73 +0.57 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149.70円台で推移 為替市場、海外市場に入り、ドル高の動きが見られ、ドル円は一時149円台後半ま で買い戻された。ただ、150円台の回復には慎重な雰囲気が出ている。先週のリスク 回避は一服してはいるものの、ドル買いは続いた。 先週は世界最大の小売大手ウォルマートの冴えない見通しで、個人消費を中心とした 米経済の先行き不安が強まり、それに弱い米経済指標が加わり、市場には米景気の先行 き不安が広がった。 ただ、ドルは以前ほどの強さもない。エコノミストからは、トランプ大統領が中国と の取引の可能性を強調していること、ベッセント財務長官が米長期金利の低下を目標と していること、ウクライナの停戦協議に向けた動きなどが挙げられている。 ◎NY貴金属=金が反発、安全資産の買いで ニューヨーク金は反発、銀は続落。 金4月限は反発。時間外取引では、ドル安に振れたことやウクライナの停戦協議に対 する不透明感を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ば した。日中取引では、一代高値更新後はドル高を受けて上げ一服となった。 銀3月限はドル高を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、ドル安一服を受けて戻りを売られた。欧州 時間に入ると、ドル高を受けて売り優勢となった。日中取引では、ドル高を受けてテク ニカル要因の売りが出ると下げ幅を拡大した。 パラジウム3月限はドル高を受けて売り優勢となった。 ◎LME=続落、アジア株の下落や不安定な米株の動きが重石に アルミ3カ月物は続落。2677ドルで小幅続落で取引を開始。2679ドルに小反 発したが、銅安から早々に売り優勢となり、今月18日以来の安値となる2641ドル まで下落。安値で買い戻された後は銅の底固い足取りに下値を支えられ2652ドルを 下値支持線とするもちあいとなり、2650ドル台を維持して取引を終了。 銅3カ月物は続落。9520ドルで安寄りした。9555ドルで戻りを抑えられ、プ ラスサイドに反転は出来ず、アジア時間から売り圧力が強い動きとなった。前週21日 の米国株の下落を嫌気し、アジア株の軟調な値動きからリスク回避ムードとなった。欧 州株式市場で独DAX指数が堅調に推移したことが支援材料となり、9474ドルで下 げ渋り、21日の安値9454ドルを試すことなく、下値の堅さを示した。米国株がナ スダック指数が続落となり、不安定な動きが警戒された。 ◎NY原油=反発、米国が新たな対イラン制裁を発表 ニューヨーク原油の2025年4月限は反発。 先週末は中国の野生のコウモリから新たなコロナウイルスが見つかったと伝わったこ とがパンデミック懸念を引き起こし相場を圧迫したが、週明けは買い戻しが優勢となっ た。米国がイラン産原油の販売・輸送に関与する30以上の企業に新たな制裁を科すと 発表したことが買い手がかり。イランを敵視するトランプ米政権は、イランの石油輸出 量をゼロに近づけようとしている。 ◎シカゴ大豆・コーン=ともに続落、アルゼンチン産地の天候回復などで 大豆は続落。大豆の米農務省(USDA)週間輸出検証高が前週を下回ったうえ、コ ーン同様、これまで悪化が続いたアルゼンチン産地の天候が回復に向かっているとの報 やブラジルの大豆収穫ペースの回復が重石となった。 コーンは続落。米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が113万トン台で前週 を下回ったことに加え、アルゼンチンで降雨となり穀物の生育環境が改善したほか、ブ ラジルでもこの数週間はそれまでの降雨過多の環境が改善され、サフリーニャコーンの 作付は概ね平年並みのペースを取り戻した、と伝えられたことが弱材料となった。 MINKABU PRESS
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