ゴム午前=軟調、上海ゴムの伸び悩みを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。序盤は、上海夜間高を好感し、夜間取引の下げ幅を縮小
し、一部限月はプラスサイドに振れた。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが上
げ幅を縮小したことから、売り物がちの展開になっている。TSR20は、出来ず。

 午前11時33分現在のRSS3号は前営業日比5.2〜0.7円安。活発限月の7
月限は同0.7円安の371.4円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は851
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは1万8000元台に定着できず】
 上海ゴムの中心限月の期近5月限は、1万8000元台に定着出来ずにいる。5月限
は、17日に1万8075元まで上昇後、すぐに切り返されたが、今月21日に一時1
万8230元まで上昇し、終値ベースでも1万8060元となり、1万8000元を上
抜い引けた。
 だが、翌営業日の24日は、ギャップダウンとなる1万7825元で寄り付くと、1
万8000元台に乗せられなかった。25日は1万8000元台に入る場面もあるが、
同水準を維持できずにいる。5月限にとって、1万8000元台は大きな壁となってい
る。
 現状は、買い方は手仕舞いに動いていないとみるが、同水準の上値の重さを嫌気し
て、売りが先行するようなら、一目均衡表の雲の下限がある1万7400元台に押し戻
す可能性がありそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが先行し、0.2
〜1.4セント高で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時05分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比185元高の1万8070元で推移している。

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