大阪3月限 日経225先物 38240 -550 (-1.41%) TOPIX先物 2725.5 -9.5 (-0.34%) 日経225先物(3月限)は前日比550円安の3万8240円で取引を終了。寄り付きは3万8040円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8020円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。開始直後につけた3万8000円を安値にリバウンドをみせ、前場中盤にかけて3万8400円台を回復。その後は3万8350円~3万8450円辺りで保ち合い、前場終盤にかけて一時3万8480円まで下げ幅を縮める場面もみられた。 日経225先物はナイトセッションで一時3万7870円まで急落し、ボリンジャーバンドの-3σ(3万7900円)まで下げてきたことで、売られ過ぎが意識されて、寄り付き後は自律反発の動きとなった。ただし、ランチタイムではボリンジャーバンドの-2σ(3万8310円)を上回って推移していたが、後場に入り同バンドを割り込むと、終盤にかけて下げ幅を広げる形となった。 -2σはナイトセッションで3万8200円、-3σは3万7750円辺りに切り下がってきており、これに沿った調整となるようだと、下へのバイアスが強まりやすいだろう。週間形状では-2σが3万8000円に位置しており、この水準を明確に下回ってくると、-3σの3万7400円辺りが射程に入ってきそうだ。 本日は大手商社や医薬品株の上昇が目立ち、上位5銘柄で日経平均株価を80円ほど支えた。一方で、アドバンテスト<6857>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の3銘柄で400円超押し下げる形だった。なお、グローベックスの米株先物は小幅安ながらナスダック100先物、S&P500先物がマイナス圏で推移している。今週はエヌビディアの決算発表を控えていることもあり、ハイテク株の動向には注視する必要があろう。 -2σ水準での攻防が続くなか、3万7500円から3万8500円辺りと広めのレンジを想定する。再来週には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、ヘッジ対応に伴う動きに振られやすい需給状況であることは警戒しておきたい。 NT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となるなか、一時14.01倍まで低下する場面もみられた。これまでの14.10倍から200日移動平均線(14.22倍)辺りのレンジを下抜け、NTショートに振れやすい状況である。トレンドとしては昨年9月5日につけた13.93倍が意識されそうだ。この水準を下回ってくるようだと、昨年8月6日の13.65倍がターゲットとなるため、TOPIX型に大きく傾く可能性がある。 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9667枚、ソシエテジェネラル証券が1万4405枚、サスケハナ・ホンコンが6972枚、JPモルガン証券が3058枚、バークレイズ証券が2337枚、野村証券が2197枚、SBI証券が2157枚、ゴールドマン証券が1955枚、モルガンMUFG証券が1783枚、日産証券が1543枚だった。 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券2万3802枚、ソシエテジェネラル証券が1万7840枚、バークレイズ証券が6875枚、JPモルガン証券が4889枚、モルガンMUFG証券が4252枚、ゴールドマン証券が3780枚、野村証券が1613枚、ビーオブエー証券が1561枚、みずほ証券が982枚、日産証券が978枚だった。 株探ニュース
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