金相場は2900ドル台後半から一時2800ドル台に突入する急落地合になった。 過熱感から高値波乱の展開が続いており、過去最高値更新後の持ち高調整が上値を圧迫 した。注意が必要なのは、こうした値動きが米金利低下・ドル安環境において発生した ことだ。2月消費者信頼感指数の急低下を受けて、マーケット全体が景気リスクの織り 込みを進めた。本来であれば金相場が急伸しても違和感がない環境だったが、実際には 急落した。単純な過熱感解消の動きであれば問題はないが、資産価格全体の値下がりを 受けて、流動性確保目的の換金売りが行われた可能性には注意が必要。また、COME X金認証在庫は2.22トンの増加に留まったが、これは2月に入ってからの最低値で ある。金地金が米国の持ち込まれる動きにも一服感が出始めている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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