[今夜の視点]シカゴコーン=農業展望会議までは買いにくい状況が続くか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小幅なもみ合い。3月限は480セントの節目を挟んだこ
う着商状となっている。基調は南米産地の天気に対する評価の逆転で弱くなってきた
が、目先は27〜28日の米農務省(USDA)の農業展望会議での米国産の作付面積
拡大見込みで発表までは買いにくい状況となろう。ちなみに過去農業会議の数値が3月
末の作付意向面積を上回ったのが6度、下回ったのが9度、同水準だったのが1度とな
っている。

 前日のシカゴは総じて小幅続落。南米産地の天気が弱材料の評価となるなか、27〜
28日のUSDAの農業展望会議で今年の米国産コーンの作付面積が拡大されるとの見
方や、小麦が続落したことに圧迫された。一方、欧州の今年度(昨年7月〜)のコーン
輸入累計が1350万トンと、前年同期比8%増となったことは輸出需要面から下支え
要因となった。

 3月限は474.25セントまで下落した後、引けも479.775セントと、わず
かに480セント台には届かなかった。

<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【経済】 16:45 消費者信頼感指数 2025年2月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 2/27 00:00 新築住宅販売 2025年1月(商務省)
【工業】 2/27 00:30 週間石油統計(EIA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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