−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,930.6 +11.8 シカゴ大豆 2025/ 3 1,024.50 -6.75 NY銀 2025/ 3 3,227.2 +44.6 シカゴコーン 2025/ 3 478.25 -1.50 NYプラ 2025/ 4 976.6 + 7.2 NY原油 2025/ 4 68.62 -0.31 NYパラ 2025/ 3 922.90 -0.10 ドル・円 149.06 +0.06 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148.80円台まで軟化 ドル円はNY市場の前半に買い戻しが優勢となり、149.80円台まで上昇した。 しかし午前中からは下げに転じ、午後に入ると、軟調な展開となり、148.80円台 まで軟化した。 米下院が25日の本会議で、2026会計年度(25年10月−26年9月)の予算 決議案を賛成多数で可決したことで、米国債利回りの上昇と伴にドル買いが出て、前半 はドル円の買い戻しに繋がったもよう。予算決議案は予算の大枠となるもので、トラン プ大統領が公約に掲げていた減税措置延長に向けて、早期行動の可能性が高まった。 ただ、ここ数日の下げでドル円の下値警戒感はさらに高まっている。オプション市場 ではドル円の下落を想定した取引が活発化しており、向こう1カ月間に146円台に下 落するリスクを織り込む動きまで出ている状況。 ◎NY貴金属==反発、米新築住宅販売件数の減少が下支え ニューヨーク金、銀は反発。 金4月限は反発。時間外取引では、押し目を買われたのち、米下院で大型減税法案が 可決し、ドル高に振れると、上値を抑えられた。欧州時間に入ると、米国債の利回り上 昇が一服し、下げ一服となった。日中取引では、手じまい売りが出て一段安となったの ち、米新築住宅販売件数の減少を受けて地合いを引き締めた。 銀5月限はドル高一服や金反発を受けて押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、押し目を買われたが、米下院で大型減税法 案が可決し、ドル高に振れると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、米国債の利回 り上昇が一服すると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、戻りを売られた。その 後は、米新築住宅販売件数の減少や金の押し目を買われたことを受けて地合いを引き締 めた。 パラジウム5月限は欧州時間に買い戻されたが、他の貴金属の軟調を受けて上げ一服 となった。 ◎LME=アルミは小幅続落、銅はトランプ関税懸念にも反発 アルミ3カ月物は小幅続落。2643ドルで小幅高で取引を開始。アジア株高を手掛 かりにした買いが入って値を伸ばし、2665ドルまで浮上。前日の高値2669ドル が抵抗線となり、高値を離れた後、2660ドル前後でもちあったが、銅の上げ幅縮小 の動きに追随して値を落とした。米国の時間帯序盤に今月17日以来の安値となる26 21ドルの安値を付けた。安値を付けた後は買い戻されて下げ幅を縮小したがプラスサ イド回復に至らずに終えた。 銅3カ月物は反発。9466ドルで反発して取引を開始。アジア株高を手掛かりにし た買いに支えられ一時9551.50ドルの高値まで浮上した。ただ、トランプ大統領 が銅に対する輸入関税の可能性について言及したことが警戒され、今月24日の高値 9555ドルを上抜くことができず、上げ幅を縮小した。9411.50ドルで買い支 えられ、プラスサイドを維持すると、買い戻され、再上昇となり、堅調に推移した。 ◎NY原油=続落、ウクライナ停戦合意が近いとの観測で ニューヨーク原油の2025年4月限は続落。 ウクライナ停戦が迫っているとの観測が強まっており、ロシア産原油の供給がまもな く正常化する見通しであることが相場を引き続き圧迫した。欧州連合(EU)の対応は 不透明だが、ロシアと米国がウクライナ停戦で合意すれば、米国は対ロシア制裁を解除 する見通し。今週、ウクライナのゼレンスキー大統領が訪米し、米国との鉱物資源に関 する協定に署名する可能性がある。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石 油製品の在庫が増加したことは重しだが、製油所稼働率が86.5%まで上昇し、原油 消費量の季節的な拡大が始まりつつあることは支援要因。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて続落、コーンは小幅続落 大豆は総じて続落。アルゼンチンおよびブラジル産地で天候が回復し、今週は穀物の 生育に適した天候が広がっていることや、米トランプ政権による関税政策を受けて中国 の需要が減少するとの懸念を受け売り優勢で運ばれた。 コーンは小幅続落。27日から開催される米農務省(USDA)農産物年次展望会議 (アウトルック フォーラム)を控えて玉整理基調が強まるなか、一時的に上伸する場 面も見られたが、今春の作付拡大観測が重石となった。また、米産地の天候回復を受け て軟調となった小麦市場の足取りも上値抑制要因になった。 MINKABU PRESS
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