供給不安を背景に、安値修正が進んだ。第一に、トランプ大統領がシェブロンのベネ ズエラ事業にブレーキをかけたことだ。バイデン政権下でベネズエラ石油開発を再開し ていたが、トランプ大統領は米国にベネズエラ産原油は必要ないとの認識を示してい る。選挙の不正疑惑などを理由に、ベネズエラ石油産業に対して事実上の制裁を行うこ とになる。米国が輸入するベネズエラ産原油は日量20万バレルを超える程度だが、 3月にはカナダ産原油に対する10%の課税が予定されているタイミングとあって、重 質油の供給不安が高まった。 第二に、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産縮小が先送りされる可能性が高ま っていることがある。4月から減産縮小が予定されているが、市場環境の不安定化で見 送りの声が強くなっている。ロシアやUAEは供給拡大に積極的とみられるが、サウジ アラビアなどが現在の市場環境で供給量を増やすことのリスクを警戒している模様だ。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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