とうもろこし週間展望＝期近５・７月限は他限月にサヤ余せか

                   ［3月3日からの１週間の展望］
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　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　　2月25日〜2月28日
　      　　　 　始　値　  高　値　　 　安　値　        終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  42,500   42,500（25)   42,000 （25）   40,000   -2,000
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＜シカゴ＞27日終値　前週末比  ｜＜週間統計データ＞　　(2月20日まで)
   25/3  464.75  -26.50　　  ｜週間輸出検証高：113万4,476トン
   25/5  481.00  -24.00      ｜週間輸出成約高： 92万2,700トン
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東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 149.99円  前週末比 0.47円の円高
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　【前週のレビュー】とうもろこしは、期近５月限が乱高下したが、他限月は影響はな
い。玉整理が続く。シカゴコーンは３月限が５００セント台を回復場面では利食い売り
が予想される。農業アウトルック・フォーラムでどのような予想が出るか見極めが必要
とした。
【とうもろこし期近５月限は手じまい売りが先行しやすい】
 とうもろこしは先限が４万円まで急落した後、期先１１、１月限が先限につれ安とな
り、期中から期先までの４本が４万円で並ぶ格好となった。１１月限は２８日の夜間取
引から売り優勢となり、日中取引で１５００円安の３万８５００円まで下げ幅を拡大し
たし、全限月で最も安い。期中から期先の取組高はそれぞれ１ケタにとどまっており、
商いが成立しにくいが、他の４万円の限月がつれ安となるかに注目したい。
　２７日現在、総取組高は１０１枚。そのうち期近２本が９１枚。月替わりとなると、
年度末を控え、一気に手じまい売買が進む可能性あり。４万１２５０円の期近５月限が
手じまい売り、３万８５５０円の期近７月限は買い戻しが先行しやすいとみるが、３万
９０００円台〜４万円にサヤ寄せか。
　出来高、取組高が増える兆しはなく、このまま取組高ゼロに向かうとみられ、新規売
買は参加しにくい。
【シカゴコーンは天候相場入り前の落ち着きどころを探る】
　シカゴコーンは指標限月が３月限から５月限に移行するなか、大幅安となった。アル
ゼンチン産地の乾燥状態が降雨で改善されたことや、大豆、小麦安が警戒され、修正安
局面となった。２７日は米農務省（ＵＳＤＡ）が開催の農業アウトルックフォーラムで
今年の米国産コーンの作付け面積が昨年より増加するとの観測が出されたことで下げが
加速した。
　期近５月限は今月１９日に５１８．７５セントまで上昇し、同限月としては２３年
１２月以来の高値をつけ、実質の一代高値を更新した。しかし２４日に５００セント割
れとなり、２７日には１月１３日以来の安値となる４８０セントまで値を崩した。大幅
な買い越し状態にある大口投機家の手じまい売りが膨らんだもよう。
　３月になると、市場の関心は南米産地から米国産の需給、米中西部産地の天候にシフ
トする。３月の注目イベントは１１日に発表の月例需給報告、３１日に発表の作付け意
向面積。米国産コーンの天候相場入り前でこのまま下げ相場が続くことは予想し難い。
当面、４８０セントを挟んで乱高下しやすいが、落ち着きどころを探る動きか。
＜当面の予定（イベント・経済統計）＞
３日　中国製造業購買担当者景況指数 2025年2月（財新）
　　　ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年2月確報（Markit）
　　　ユーロ圏消費者物価指数 2025年2月速報（EUROSTAT）
　　　米製造業景況指数 2025年2月（ISM）
　　　米週間穀物輸出検証高（USDA）
４日　労働力調査（失業率） 2025年1月（総務省）
　　　ユーロ圏雇用統計 2025年1月（EUROSTAT）
５日　中国サービス業購買担当者景況指数 2025年2月（財新）
　　　ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年2月確報（Markit）
　　　ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2025年2月確報（Markit）
　　　ユーロ圏生産者物価指数 2025年1月（EUROSTAT）
　　　全米雇用報告 2025年2月（ADP）
　　　米製造業新規受注 2025年1月（商務省）
　　　米非製造業景況指数 2025年2月（ISM）
　　　米地区連銀経済報告・ベージュブック（FRB）
６日　ユーロ圏小売売上高 2025年1月（EUROSTAT）
　　　欧州中央銀行（ECB）理事会結果公表
　　　米貿易収支 2025年1月（商務省）
　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）
７日　中国貿易収支 2025年2月（税関総署）
　　　独製造業受注 2025年1月（経済技術省）
　　　ユーロ圏域内総生産 2024年10-12月期確報（EUROSTAT）
　　　米雇用統計 2025年2月（労働省）
　　　建玉明細報告（CFTC）


　  　MINKABU PRESS
  　　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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