大豆週間展望=シカゴ大豆は米国産大豆の作付け面積縮小見通しが下支え要因

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [3月3日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         週間高低(カッコ内は日付)            2月25日 〜2月28日
<東京一般>     始 値    高 値   安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000    64,000   64,000   0
======================================
<シカゴ>28日終値  前週末比 |<主要統計データ> (2月20日まで)
      25/3 1,011.50  -28.00  |輸出検証高:85万8,679トン
      25/5 1,025.75  -31.50  |輸出成約高:41万4,500トン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.99円  前週末比 0.47円の円高
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週のレビュー】シカゴ大豆は中国向けの輸出停滞が弱材料。3月限は1040セン
ト近辺での往来になると予想される。
【シカゴ大豆は南米産地の天候好転とトランプ関税が弱材料】
 シカゴ大豆は中心限月が3月限から5月限に移行。5月限はシカゴ大豆5月限は今月
21日以降は値位置を切り下げる足取りを展開となり、27日は1040セントを割り
込んで引けた。
 ブラジル産地で降雨過多が懸念されていたが、降雨が止んだ。一方、乾燥が懸念され
ていたアルゼンチンで降雨が発生するなど、南米産地での天候が好転したことが重石に
なっている。また、トランプ関税に伴う輸出停滞懸念が弱材料。
 ただ、米農務省(USDA)が年次農産物展望会議(アウトルックフォーラム)にお
いて今春の米国産大豆の作付面積縮小見通しを示したことにが下支え要因。1月17日
の安値1030.25セントが支持線となり、下値堅く推移か。ただ1030セント割
れとなると、手じまい売りが執行され、一段と値を崩すリスクはある。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
3日 中国製造業購買担当者景況指数 2025年2月(財新)
   ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年2月確報(Markit)
   ユーロ圏消費者物価指数 2025年2月速報(EUROSTAT)
   米製造業景況指数 2025年2月(ISM)
   米週間穀物輸出検証高(USDA)
4日 労働力調査(失業率) 2025年1月(総務省)
   ユーロ圏雇用統計 2025年1月(EUROSTAT)
5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2025年2月(財新)
   ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年2月確報(Markit)
   ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2025年2月確報(Markit)
   ユーロ圏生産者物価指数 2025年1月(EUROSTAT)
   全米雇用報告 2025年2月(ADP)
   米製造業新規受注 2025年1月(商務省)
   米非製造業景況指数 2025年2月(ISM)
   米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
6日 ユーロ圏小売売上高 2025年1月(EUROSTAT)
   欧州中央銀行(ECB)理事会結果公表
   米貿易収支 2025年1月(商務省)
   米新規失業保険申請件数(労働省)
   米週間穀物輸出成約高(USDA)
7日 中国貿易収支 2025年2月(税関総署)
   独製造業受注 2025年1月(経済技術省)
   ユーロ圏域内総生産 2024年10-12月期確報(EUROSTAT)
   米雇用統計 2025年2月(労働省)
   建玉明細報告(CFTC)


   MINKABU PRESS
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。







このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。